共鳴〜Resonance〜

【共鳴】〜Resonance〜

「第29回 国際平和美術展」出展作品

 【  共鳴  】

共鳴〜Resonance〜
共鳴〜Resonance〜

共鳴

あなたは今誰ですか?
あなたは今何をしていますか?
あなたは世界の何処にいますか?

私はここに生きて存在しています

発すれば響く
発すれば繋がる

自分が何者であるのか思い出す

全ての存在が共鳴していく

「第29回 国際平和美術展」出展作品【共鳴】
「第29回 国際平和美術展」出展作品【共鳴】
※以下は お友達安達 さんの7/10の(Facebook)のご投稿ですが、作品の説明やご見解が何とも素晴らしく、この場に転記させていただきます
 
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今日は 山内万智子さんも出品している、 「国際平和美術展」を見学してきました。
池袋の東京芸術劇場での開催。
「平和」をテーマとして、絵画、レジンアート、花を使ったコラージュ作品、人形などなど、さまざまな作品が並んでいました。
山内さんの作品は、写真。
タイトルは「共鳴」。
僕がスマホで撮ったものでは反射のために分かりにくいのですが、一見すると、自然の中に座り、少し憂いを帯びた表情で何事かを言いたげなトラの姿。
しかしよく見ると、上部には金網があり、それが自然環境ではなさそうだ、ということがわかります。
一瞬、合成写真のようにも見えるのですが、なんと、まったく合成していないとのこと。 動物園で、ガラスに映り込む対面の風景をも生かした、一種幻想的な雰囲気を纏わせた作品だったのです。
そのまま、自然の中のトラを撮ったように見せかけることも可能なところ、あえて天井の金網を残すことで、実は囚われの身であるということを表現しているのだそうです。
それでもここにいて、生きて存在しているということを発することで、響き、繋がり、共鳴していくということを伝えようとした作品、とのこと。
ここからは僕の勝手な解釈ですが、天井の金網を認識するかどうか、あるいは幻なのは金網の方だと思うのか、によって、見え方がずいぶん変わってくる、ということも感じました。
自分たちの実際の生活もしかりで、頭上の金網を認識できているのか、あるいはその金網に全てを抑圧されていると思い込んでいないか、など、いろいろと考えさせられる作品でした。
この展示は今日が最終日で、作品はこの後、カーネギーホールでの展示に向けて長い船旅に出るそうです。
~~~~~~~安達さん、感謝です✨
東京芸術劇場にて安達さんと(2021.7.10)
東京芸術劇場にて安達さんと(2021.7.10)
 Machiko